それでもまだ奇跡の起こっていない人へ

お茶づけ・英語づけの生活は,おそらくまだ続きます。

桜の楽しみ方を知らないということ。

国が変われば,家の外で酔っ払うことが恥だと考える文化圏もある。桜の下でお酒を飲むのが理解できない(やりたいと思わない)と言ってた人がいて,その人も海外育ちだった。お酒が公然と飲めることに価値を感じるのは,日本人ぐらいということだろうか。 桜…

「私たちは他の人々の人生を生きることはできない」

ずっと「自分の人生しか面白くない」と思って生きてきた。他人の人生を垣間見ても,汎用性も低く,自分の人生に活かすことができないと思っていた。 そんな数年前の自分が,研究対象が同じだった指導教官だけを頼りに大学院を選び,指導教官と同じ研究手法を…

必要なのは「親友枠」という関係性だと思う。

本当の願いは,一人でも多くの親友や相談相手(メンター)を作ることだった。 親友や相談相手というのは,「縁を切られる,こんな自分だと嫌われる」みたいなことを考えずに付き合える人のことだと思っている。つまり従来型の恋人のように「別れる/別れない…

「かっこいいと思えないから,離れて歩きます。」

友人が急にかけてきた眼鏡がどうも私の美的感覚にそぐわず,「その眼鏡,かけててもいいですけど離れて歩きますね」と伝えた。すぐに眼鏡を外してくれたが,その日友人と別れた後,その眼鏡がなくなってしまったらしい。 友人は「もう出てこないと思う…」と…

4年記念日。

2018/01/10 丸4年目の朝。茶道の所作で飲む前に一瞬茶碗を押し頂く(少し上に掲げる)のとこの手の形が好きで,これが私が4年間毎日見てきた景色。2014年1月10日に突然家で点て始めてから,気付いたら今日まで点ててた。https://t.co/9N662a6U1z記念エントリ…

一瞬だった人間関係に意味はあるのか。

恋愛に限らず,人間関係は「期待(時に損得ともいう)」で成り立っている。この人といたら幸せ(いい気分)になれるとか,この人といて今は辛いけどそのうち報われるとか,期待を含むときに,人は誰かと一緒にいることを望む。 一つの関係性に多くを盛り込ん…

疑うのは,信じたいから。

ヒカリエから駅の向こう側に向かおうと,ビッカメ前の交差点を渡っている途中,なぜか分からないけど振り返ったら,一度だけ見たことのある後ろ姿があった。その人がお茶の紙袋を持っているのを見つつ,信号を渡り切らずに引き返す。この間1秒。腕を掴むと…

現実は,いつも予想を超えてくる。

他人が私の人生を決めてるかのように生きてきた。 周囲の大人に反対されて行きたい学部に行かなかったり,院で周りが外国人ばっかだったから英語まみれの生活になったり,お茶してる人と付き合えば「お茶生活も延長だな」とか思ったり。 でも,誰かのせいで…

生きたい世界だけを眼差す。-The sweet life in Japan

人生は,私を最悪な気分のままで放っておかない。 金曜の夜中に塞がった気分は,3連休を毎日特別な方々と過ごしたおかげで,問題は据え置きのままに塗り替えられた。 火曜には,いい写真が撮れそうな朝日の中で一通のメールを見た。フォロワーのイタリア人…

後悔を越えるということ。

理解できないものがいくつかある。未経験のものを理解できないなんて子供じみてると思うのだが,昔の恋人への未練が理解できない。私は,過去の恋人を好意的に話すことがない。嫌いなところを羅列できるほど嫌いになってから別れているからだろう。もちろん…

「金にならない」と言わせない。

3月下旬から5月半ばまで,点てたお茶の写真をSNSに(毎日)アップするのをやめていた。これは,お茶を辞めることと実は全く同義ではない。更新を辞めるタイミングはずっと考えていたけど,決心がつくのは突然のこと。 実はその前から,お茶碗を貸すので使っ…

自分に必要なメッセージは,たまに人の形をしている。

京都滞在中は外国人がシェアしてる日本家屋に身を寄せていた。弁当箱を紛失したおじさんからの問い合わせ,外国人しかいない家を不審に思った警官の尋問,海外では現れないサイズの蜘蛛など,予期せぬ客が訪れ続けるので,この家は日本人を常駐させた方がい…

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」

www.fahrenheitize.com 暗闇の世界を,視覚障害者の方にアテンドしてもらって体験するアトラクションが,今年8月に幕を閉じる。それを受けて,ヨウさんが改めて上の記事をポストしていて,その時に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を知った。その数日後,…

誰を助けることもできないけれど。

深刻な悩みであればあるほど,人に話せないし解決してくれる人なんて少ない。私が誰を助けることもできないのと同様に,誰も私を助けることはできない。そんなことをずっと思ってきた。 先々週ふと気づいたのは,誰も直接的に私を助けることはできないけれど…

起こったことを,消そうとするな。

毎日点てるお茶と茶人の研究でお茶漬けになり,留学生しかいない同期の中で英語漬けだった院生生活はもうすぐ終わる。 本当はずっと,「これは本当はライフワークではない」「得意でもない分野でずっとやっていくなんて信じられない」と思っていた。院を卒業…

地獄の釜の湯で茶を点てるような。

修論の締切1週間前,指導教官から返ってきた論文には,「簡潔に」と「意味不明」というコメントしか残されていなかった。指導教官はページ数のことばかり言っていて,右端のスクロールバーを見て記事を閉じる人のように,私の論文など読んでいなかった。加…

歳をとったら,歳をとったなりの幸せがあるだけ。

うまくいくか分からないことや人に関わるのは「若いのに」時間がもったいないかもしれないけど,中年になったら中年なりに幸せだろう。ヨボヨボになるまで続く幸せに加えて,今日起こったことも来年起こることも,その時々なりの幸せだと思う。https://t.co/…

原宿の母に会ってきた。

偶然前を通りかかったので,原宿の母に占ってもらった。地元から来ていた友達が先に占ってもらい,私の番になるやいなや「結婚までにあと5から10人」と言われ吹き出した。 原宿の母いわく「あなた成長のスピードが早いから,すぐに男がついていけなくなっ…

「毎日の」お茶を,やめよう。

(うまく説明できないけど,中の人はこんな感じで毎日自宅や屋外でお茶を点てています) 私のお茶は,自宅で急に点て始めたあの瞬間から,ずっと意味などなかった。あれから丸3年と2ヶ月,意味のあることだから3年以上続いたんじゃなくて,お茶を点てると…

2017/02/16

1日中単純な仕事をした後に映画を観に行った。誰でもできるような仕事だったのに社員さんたちが気を遣ってくれて,不満などない。私には恵比寿三越は鬼門で,今日1日分の給料の半分が和菓子に消えた。 訳あって法外な茶道教室も辞めたし,有給インターンと…

在り方:自分を表象するもの。

卒業以来会ってなかった高校の時の友達と会ったけど,全然お茶の話をしなかった。いつも口を開けばお茶の話をしてそうな私でも,そういうことができた。お茶の話を話してみれば,絶対「面白いね」って聴いてくれる子だったけど。これは相手の問題じゃない。 …

人類学的書き物のすゝめ。

質的社会調査の方法 -- 他者の合理性の理解社会学 (有斐閣ストゥディア) 質的調査とは,インタビューやフィールドワーク,自分もその空間に参加する参与観察等々,調査者自身が収集した「会話記録や観察記録,写真,音声,動画などのデータや,さらには新聞…

3年記念日。

まだ3年なのか,と思うと同時に 永遠に続くものなどないっていう 諸行無常の考え方は私の根底にあります。 人の心は変わり,生きている世界も変わります。 変わっていくものに心を痛めていると, 心がボロきれになりそうなので,やめています。 だからこそ…

花は盛りに。

遠くから赤色が見えて,あれって椿だったかなと思い近寄ると,それはサンザシだった。 今日の茶菓子は椿の上生菓子にしようと思っていて,生の椿を探しに,私は大学へ芝刈りに。そうでなくてもいつも,スティックタイプのハサミを持ち歩いているのはそのため…

「人の言葉」を聴くこと。

今年の始まりをまだはっきりと覚えている。昨年の大晦日に書いた上の記事に,桐谷ヨウさん(id:fahrenheitize)がブックマークしてくれたのが元旦だった。(そういえばブログタイトル変わってます) この人、好きだな。 / “いい意味で,いいときはいい。 - こ の…

「お茶と同じぐらい」大事であるということ。

飲食店に茶器と茶菓子を持ち込んでお茶を点て始めるのは,かなり非常識である。だが,私はした。学部時代の先輩と会うことになっていて,お茶セット一式を持っていたのだ。ご飯とお茶をいただいた後にお手洗いに行っている間に,先輩が会計を済ませていた。…

「循環」

今年いっぱいまで通う茶道教室の納会,つまり自分がその教室に通う最後の日の開始30分くらい前に,大学院の先輩の訃報を知らされる。納会の最中,心など全く穏やかでなかった。動揺したまま,先生や姉弟子さんに別れを告げる一方,もうこの辺りにも来ること…

「院生」という世界。

指導教官の授業中に就活の話題が出て話を振られたが,私は就活をしていないので同級生の話をした。指導教官に「あなたはそういうのを見て就活バカバカしいって思って院に来たのね」と言われ,いや,進学を決めたのは就活の時期より前で,私は就活してないん…

上質な「問い」であれ。

後輩を見て「あの子(たち)も隅に置けないな」と思うことがあり,次の瞬間には「片やこっちは隅に置かれてる感」が残り,「ここが隅ならどこが中心だよ」と自分に問うた。 冷静に考えれば,このケースではその子たちが中心だ。そもそも当事者でもなんでもなか…

茶道教室を辞めます。

茶道教室に向かう道中ではよく事故に遭う。その日も結構高かった服が痛んだまま教室に着くと,来年の話をされた。通っている教室では,1月から半年以内に辞める人は,初釜(新年1回目の茶事)には出られないことになっている。なんでも初釜は「今年も一年よ…