それでもまだ奇跡の起こっていない人へ

お茶づけ・英語づけの生活は,おそらくまだ続きます。

奇跡は自己申告制:起こせると思ってる人は起こせる

修論の研究の中で出逢ったフランス人と第二言語で真っ正面から付き合い,言いたいことを吐き出すような喧嘩を続けた。あれはきっと大学院の卒業試験だったんだろう。院は秋入学だったために留学生しかいない環境で過ごしたから,その2年間の集大成の意味合…

怒りに向き合うということ。

一ヶ月前からずっと,大きい喧嘩を何度もした。しかし未だにビデオ通話で話し合っている。 これまで別れ際といえば,トドメの長文だけ送って連絡を断ち切るのが私の常だった。前にも書いた通り,私は恋人や身内にだけサイコパスだ*1。私が見切ってしまえばも…

現実は,いつも予想を超えてくる。

他人が私の人生を決めてるかのように生きてきた。 周囲の大人に反対されて行きたい学部に行かなかったり,院で周りが外国人ばっかだったから英語まみれの生活になったり,お茶してる人と付き合えば「お茶生活も延長だな」とか思ったり。 でも,誰かのせいで…

生きたい世界だけを眼差す。-The sweet life in Japan

人生は,私を最悪な気分のままで放っておかない。 金曜の夜中に塞がった気分は,3連休を毎日特別な方々と過ごしたおかげで,問題は据え置きのままに塗り替えられた。 火曜には,いい写真が撮れそうな朝日の中で一通のメールを見た。フォロワーのイタリア人…

後悔を越えるということ。

理解できないものがいくつかある。未経験のものを理解できないなんて子供じみてると思うのだが,昔の恋人への未練が理解できない。私は,過去の恋人を好意的に話すことがない。嫌いなところを羅列できるほど嫌いになってから別れているからだろう。もちろん…

叶えられる約束を積み重ねる。

前回までの記事の流れで彼の日本での職が決まったあと,私たちは夏休みを彼の実家の辺りで過ごしていた。パリで彼の知り合いや親戚に出くわすたびに,彼は「日本から来てる彼女と休暇を過ごしてる,自分も日本で働く」と説明していた。すると会う人会う人,…

幸福は,無に見えるところから生まれる。

上の記事で,ある外国人が日本での就職を目指していて,私がテコ入れした瞬間に彼が最終面接まで進んだと書いた。(超要約) その後,その外国人のビザが切れるタイミングに合わせて一緒に彼の母国に行き,採否の返事を待っていた。時差やお盆休みもあって,…

「金にならない」と言わせない。

3月下旬から5月半ばまで,点てたお茶の写真をSNSに(毎日)アップするのをやめていた。これは,お茶を辞めることと実は全く同義ではない。更新を辞めるタイミングはずっと考えていたけど,決心がつくのは突然のこと。 実はその前から,お茶碗を貸すので使っ…

人の成功を願って「助ける」。

「ありがとう」と言われることに重きをおかず,それは感謝を期待しないことでもあり,人を助けてこない人生だった。 上の記事に出てくる外国人が日本で仕事を探していて,当然だけど日本語が全然できない状態での就活は難航していた。「なんで日本に来たいの…

自分に必要なメッセージは,たまに人の形をしている。

京都滞在中は外国人がシェアしてる日本家屋に身を寄せていた。弁当箱を紛失したおじさんからの問い合わせ,外国人しかいない家を不審に思った警官の尋問,海外では現れないサイズの蜘蛛など,予期せぬ客が訪れ続けるので,この家は日本人を常駐させた方がい…

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」

www.fahrenheitize.com 暗闇の世界を,視覚障害者の方にアテンドしてもらって体験するアトラクションが,今年8月に幕を閉じる。それを受けて,ヨウさんが改めて上の記事をポストしていて,その時に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を知った。その数日後,…

誰を助けることもできないけれど。

深刻な悩みであればあるほど,人に話せないし解決してくれる人なんて少ない。私が誰を助けることもできないのと同様に,誰も私を助けることはできない。そんなことをずっと思ってきた。 先々週ふと気づいたのは,誰も直接的に私を助けることはできないけれど…

起こったことを,消そうとするな。

毎日点てるお茶と茶人の研究でお茶漬けになり,留学生しかいない同期の中で英語漬けだった院生生活はもうすぐ終わる。 本当はずっと,「これは本当はライフワークではない」「得意でもない分野でずっとやっていくなんて信じられない」と思っていた。院を卒業…

『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』

mama-dame.com 見ました。モギさんと台湾人のリンちゃんがFacebookで出逢った実話に基づく映画。彼ら(本人)のFacebookページ自体は見たことなかったけど,2人のことはなぜかよく存じ上げていた。 モギさんは中国語が全然できなくて,映画の中のリンちゃん…

地獄の釜の湯で茶を点てるような。

修論の締切1週間前,指導教官から返ってきた論文には,「簡潔に」と「意味不明」というコメントしか残されていなかった。指導教官はページ数のことばかり言っていて,右端のスクロールバーを見て記事を閉じる人のように,私の論文など読んでいなかった。加…

歳をとったら,歳をとったなりの幸せがあるだけ。

うまくいくか分からないことや人に関わるのは「若いのに」時間がもったいないかもしれないけど,中年になったら中年なりに幸せだろう。ヨボヨボになるまで続く幸せに加えて,今日起こったことも来年起こることも,その時々なりの幸せだと思う。https://t.co/…

原宿の母に会ってきた。

偶然前を通りかかったので,原宿の母に占ってもらった。地元から来ていた友達が先に占ってもらい,私の番になるやいなや「結婚までにあと5から10人」と言われ吹き出した。 原宿の母いわく「あなた成長のスピードが早いから,すぐに男がついていけなくなっ…

「毎日の」お茶を,やめよう。

(うまく説明できないけど,中の人はこんな感じで毎日自宅や屋外でお茶を点てています) 私のお茶は,自宅で急に点て始めたあの瞬間から,ずっと意味などなかった。あれから丸3年と2ヶ月,意味のあることだから3年以上続いたんじゃなくて,お茶を点てると…

大事なものと「人」を比べるということ。

「お茶より大事じゃない」が常套句になっていた。 つまるところ,どの恋人も大事にしてこなかった。 そんな自分がある人に出逢って,先日ビデオ通話をしていたときのこと。 彼は今海外に住んでいて,数ヶ月後に日本に来るけど,今のままではその後また帰国し…

それでもまだ奇跡の起こっていない人へ

「あの時は奇跡しか起こらなかった」 「たとえば?」 「アポ無しで会った相手がたまたま時間とってくれて,その人のお友達からも話が聴けたり。あと,本当はその次の日に東京に帰ってくるはずだったんだけど、その週末のお茶会にあと一人ぐらいなら捻じ込め…

2017/02/16

1日中単純な仕事をした後に映画を観に行った。誰でもできるような仕事だったのに社員さんたちが気を遣ってくれて,不満などない。私には恵比寿三越は鬼門で,今日1日分の給料の半分が和菓子に消えた。 訳あって法外な茶道教室も辞めたし,有給インターンと…

在り方:自分を表象するもの。

卒業以来会ってなかった高校の時の友達と会ったけど,全然お茶の話をしなかった。いつも口を開けばお茶の話をしてそうな私でも,そういうことができた。お茶の話を話してみれば,絶対「面白いね」って聴いてくれる子だったけど。これは相手の問題じゃない。 …

人類学的書き物のすゝめ。

質的社会調査の方法 -- 他者の合理性の理解社会学 (有斐閣ストゥディア) 質的調査とは,インタビューやフィールドワーク,自分もその空間に参加する参与観察等々,調査者自身が収集した「会話記録や観察記録,写真,音声,動画などのデータや,さらには新聞…

3年記念日。

まだ3年なのか,と思うと同時に 永遠に続くものなどないっていう 諸行無常の考え方は私の根底にあります。 人の心は変わり,生きている世界も変わります。 変わっていくものに心を痛めていると, 心がボロきれになりそうなので,やめています。 だからこそ…

花は盛りに。

遠くから赤色が見えて,あれって椿だったかなと思い近寄ると,それはサンザシだった。 今日の茶菓子は椿の上生菓子にしようと思っていて,生の椿を探しに,私は大学へ芝刈りに。そうでなくてもいつも,スティックタイプのハサミを持ち歩いているのはそのため…

「人の言葉」を聴くこと。

今年の始まりをまだはっきりと覚えている。昨年の大晦日に書いた上の記事に,桐谷ヨウさん(id:fahrenheitize)がブックマークしてくれたのが元旦だった。(そういえばブログタイトル変わってます) この人、好きだな。 / “いい意味で,いいときはいい。 - こ の…

「お茶と同じぐらい」大事であるということ。

飲食店に茶器と茶菓子を持ち込んでお茶を点て始めるのは,かなり非常識である。だが,私はした。学部時代の先輩と会うことになっていて,お茶セット一式を持っていたのだ。ご飯とお茶をいただいた後にお手洗いに行っている間に,先輩が会計を済ませていた。…

「循環」

今年いっぱいまで通う茶道教室の納会,つまり自分がその教室に通う最後の日の開始30分くらい前に,大学院の先輩の訃報を知らされる。納会の最中,心など全く穏やかでなかった。動揺したまま,先生や姉弟子さんに別れを告げる一方,もうこの辺りにも来ること…

選択肢を選ぶということ。

2週間ほど前,インターン先の社長に「あなたは来年からここで働くことになってるんですけど」「今あなたの分の給料を集めてます」「だから安心して,お茶の研究を続けてください」と言われた。 卒業時期がズレているせいで就活時期と修論の締め切りが重なっ…

「院生」という世界。

指導教官の授業中に就活の話題が出て話を振られたが,私は就活をしていないので同級生の話をした。指導教官に「あなたはそういうのを見て就活バカバカしいって思って院に来たのね」と言われ,いや,進学を決めたのは就活の時期より前で,私は就活してないん…