それでもまだ奇跡の起こっていない人へ

お茶づけ・英語づけの生活は,おそらくまだ続きます。

茶道教室を辞めます。

茶道教室に向かう道中ではよく事故に遭う。その日も結構高かった服が痛んだまま教室に着くと,来年の話をされた。通っている教室では,1月から半年以内に辞める人は,初釜(新年1回目の茶事)には出られないことになっている。なんでも初釜は「今年も一年よ…

ヨウさんとお会いしました、まとめ。

2016/09/25 桐谷ヨウさんにお会いできて,お茶を振る舞う機会まで。色々とジャンルの異なる方だと思ってたけど,その話しやすさは私が言うまでもなく。自分にとってヨウさんとお会いできたことは進歩だと思います。お時間をいただき本当にありがとうございま…

人の記憶に残ることを,恐れない。

「自称口下手な人」とは決して寡黙な人の事ではなく,考えていることが相手に伝わっている感覚を満足に得られていない人のことだ。本当に伝わってるかどうかなんて分からないという大前提の上で,話してる自分が不完全に感じるかどうかの問題。抱えているも…

いつが最後でもいいように。

趣味を研究対象にすることについて話してたときに,自分の口からLove is different from interestと衝いて出てきた。じゃあloveかinterestどっちなのかと訊かれ,答えに窮することになる。後の会話でbecause you love teaと言われることへの違和感は残りつつ…

私も「茶人」であるということ。

zuisho.hatenadiary.jp 上の記事で「365日お茶を点て続けるガチの茶人」と言及されたものの,ほんの先日「お点前の意味*1を分かってない人はお茶人だと思ってないんすよ」と面と向って言われたばかりである。しかしジョージ・クレインか誰かが「自分がなりた…

一碗と一人をめぐる話。

2016/07/20 夏用のガラス茶碗を求めて歩いたストックホルムで買った器を見立てた。一つひとつの茶碗が歴史を持っているように,この器が私の手元に来るまでにもストーリーがある。充分に茶碗足り得る器だと思ってる。 pic.twitter.com/tIGP4F1nzP— あまんじ…

誰と,どこで,〈お茶〉をするか。

日本語教師を終えて帰国した直後にこんなことを書いていた。もう3年以上も前だ。昔の私いわく,「未来を構成する要素は,誰と,どこで,何をするかの3つだけ」とのこと。 適当に誰かといることも,とりあえずどこかに存在することもできるし,何もしないで…

「できないことはできない」のならば。

Teaching Assistant(先生の助手みたいなやつ)で先生の研究室と教室を往復している。日本語開講の授業は一部の日本人院生に仕事が集中する。往復してるのを見かけた同期には「So pity」と言われる。課題が大変だっていうのはどの国の人も言ってるけど,忙しい…

「好きなように生きる」ということ。

素敵記事の真ん中に突如自分が出てきて,読後感がすっかり変わってしまった。それでもいぬじん(id:inujin)さんの言葉の魅力は変わらない。 好きなように生きる、というのは、自分だけの特別なレンズをとおして世界を見つめる、ということだ。 他人にとっては…

Teaist(茶人)インタビュー日本語訳

前回の記事でも少し触れましたが,私が答えたインタビューがフランス語になりました。全文翻訳しようかと思いましたが需要はなさそうなので,ブルガリア人のアレクサンドラさんの質問とそれに対する私の解答の部分だけ,日本語訳を載せます。フランス語を英…

手にした石を据えることで,世界の構築に携わること。

いまだにお茶を大好きだと言えない。好きと言った瞬間に言いたかったことと違うものになる,というのも懸念材料である。 先日パリ在住のブルガリア人女性からインタビューという形で質問をもらった。私の解答が英語からフランス語に翻訳されて,彼女のサイト…

独りであるということ。

もう二年近くも前のこと。それは三十代ぐらいの,働いている女性に人気の映画であるようだった。十九時過ぎに単館上映の映画館に駆け込むと,左右の席にゆとりを持たせて座る女の人が数人と,持ち込んだパンを食べている女性の背中が目に入る。彼女らの両腕…

「失敗」も「辛さ」も漠然としすぎている。

キャベツを千切りにしていて爪ごと指を切った。左手人差し指の右上が斜めに欠けている。翌々日には普通の顔で茶道教室に行き,絆創膏を貼っていると先生のお茶碗が傷ついてしまうので素手であった。指先を怪我してるなんてバレようものなら,そんな汚い指で…

Tea ceremony, それはLost in Translation

「今週プレゼンして。Presentation should last about 30 minutes. PowerPointは授業の24時間前までに送って」と月曜の朝に突然言われたことで,翌週のプレゼンの用意も投げ打った今週。今ようやくpdf送った。— あまんじるな (@amnjrn) January 28, 2016 上…

一人でも生きていける,と思えるとき。

アメリカの友達(年上)と飲んでた際に,彼が「留学したり仕事の関係で国が変わる度,友達とは途切れる」と言い出した。「僕には20歳より前の友達がいない。君(私)はこの前も高校のときの友達に会ったって言ってただろ?」 私はというと,そのアメリカ人の友達…

いい意味で,いいときはいい。

幸せなときに「今みたいな生活が一生続いてくれたらいいな」って思うのは簡単なんだけど,今感じてるような気分が一生続いてもいいと思えるように日々選択し続けることで幸せになるんだと思う。生活は自らの手の及ばない原因でいずれ変わってしまう。気分は…

「何がどうなっても,私はこれをする」

入学してから2ヶ月半,つまり2ヶ月半前に出逢った人に,ここ一年の間,いやほぼ半年前のことだけに絞って,英語と日本語ごちゃまぜで話をするのだけど。 「初めてここ(今いる大学)の面接を受けたとき,自分は留学がしたいのか,哲学がしたかったのか,お茶…

伝統文化と現代文化は同じ方向を向けるか?

www.kabuki-bito.jp ワンピース歌舞伎については,この文字列だけでもう何も説明する必要のないほどで。ネタバレや解説についても,もっと歌舞伎に詳しい人の話を聞いた方がためになると思うので省略して,ネタバレになりそうなところは注釈に回します。 201…

「自分は幸せに違いない」という幸せバイアス。

英中辞典で調べてもピンとこなかったらしく,中国人の友達が「バイアス(bias)って何?」って訊いてきた。 例えば,「ある人がとてもかっこいいので,彼はいい人に違いない」とか「自分の彼氏は他人の彼氏よりかっこよく見える」とか…って説明して,「誤解す…

理想と現実の,隙間。

さかなクンに劣等感抱いたりしても仕方ない,っていう話を前もしたけれど,「違う世界の人だから」っていう理由は多少の悲愴を伴う。今起こっていることは全て自分のレベルに合ったもので,起こっていないことは相応しくないこと,と突きつけられている気が…

未来に連れて行きたい,過去。

卒業する時点では留学する気満々だったために進路が確定してなかったので,私の進路を知ってる人は少なく,その数ヶ月後には行き先が決まったものの,人生の中でも有数の不安定な時期に現状を報告する必要はないよなと思っている。来週には再び学生に戻って…

「現実」には会える:幸せでいる方法のひとつ目

幸せになる/幸せでいるための方法を知るために散々生きている気もするけれど,方法はそんなに多くない気がしてきた。 会っているときに楽しいとか幸せだと感じられる人がいるのなら会うのはもちろん,幸せだと感じるきっかけが人と関わっているときに起こる…

嫌な日とは,感情に振り回されたままの日のこと。

お茶を毎日点て始めて,その写真をTwitterに載せ続けて一年半以上経った。そのうち,とてもじゃないけどお茶を点てる気分じゃない日が何日あって,なんとかサササッと点てて写真を撮ったはいいけど加工する気力のない日が何日あって,Twitterでアップすると…

モグラになりたい蝶も,その逆もいない。

自分に自信のある人が得意ではなく,「この人こういう欠点がいくつかあるのに*1,いい部分や成功談しか話さないな」って思うことがしばしばあるけど,翻って,私の話をうんうんと聞く人って,ある程度自信がある「自分は自分でうまくいってる人」なんじゃな…

願いの強さに関わらず「したこと」しか叶わない。

3年ぐらい前の手帳に「もっと英語を勉強したい」って書いてあった。なんて頭の悪い目標(?)なんだろう。他人やお金が関わらない「するか/しないか」系の夢や目標は,1秒後にでも叶えられるのに。 NZに日本語教師に行く前に書いたものなので,勉強したいと…

目標が達成されない場合の話。

こんなに頑張ってるのにって,「のに」って言ってる時点で全然達成されてないし,「こんなに」っていうのも当方の目方なのでアテにならない。「こんなに頑張ってるのに」なんて,脳内の無駄な文字列だなと思っている。そうして「こんなに」とも「のに」とも…

「夢をかなえる」自分になる あなたの願いを実現させる17の秘訣

ボタニカルな表紙が目に止まった。カップを包み込む手と「Life by the Cup」の文字に,これはお茶かコーヒーの本だなという期待を持って帯を読む。そして序文も読まずに購入した。お茶の本だったのだ。 「夢をかなえる」自分になる 作者: ジーナ・ミュジカ,…

「人間なのに,○○でない。」

例えば抹茶は分かりやすくおいしいものではない(と思っている)が,「飲み物なのにおいしくないってどうなんだろう」とふと思った。抹茶を飲む時は,飲み物としての価値ではなく,何か別のものとしての価値を見つけなくてはならなくなる。茶道を語る人間が味…

縁のある場所にしかいけない,という現実。

これまで「大事そうな決断」はどうやってしていただろうか。 大学は高3のときの担任の一声で決まった。志望校に入れそうになかったあたしは第二志望を全然考えておらず,センター試験の点数で検索してA判定だったところを見ていて,担任が「面白いとこ出て…

ここ数ヶ月で起きた,事の顛末。

出願していたNZの大学院から「expired」との返事をもらったのが3月中旬のこと。3月末にならないと発行されない卒業証明書を待っていたら,今年の7月入学には間に合わなかった,という意味らしい。その数週間後にNZの大学院から再度連絡が来て,哲学の学位…